毎日当然のように使用しているドライヤーは、髪に大きな影響を与えるアイテムの一つ。
そのため、ドライヤー選びは重要です。
しかし自分に適したドライヤーをなかなか選べないかもしれません。
そこで、美容室の目線でドライヤーの選び方を紹介します。
ドライヤーの種類2つ
みなさんもご存じのように、美容室ではカットやカラー、シャンプーなどの施術のあとに、ドライヤーでスタイリングをしています。
その際に「どのようなドライヤーを使っているのだろうか?」と疑問に感じたことはありませんか。
ドライヤーには多くの種類がありますが、大きく分けると次の2つがあります。
1.一般家庭用ドライヤー
一般家庭用ドライヤーは、家電量販店などで販売されているドライヤーのことです。
家庭用だけでなく、旅行時にも使えるよう海外でも使えるものも販売されています。
近年は、さまざまなメーカーやブランドが高い機能を持つドライヤーを開発するようになりました。
例えば、コンパクトながら大風量で素早く髪を乾かせるものや、マイナスイオンを放出して髪をしっとりさせる効果が期待できるものもあり、バラエティ豊かです。
さまざまな種類のドライヤーがあるぶん、数千円から数万円台と価格設定が幅広くなっています。
2.業務用ドライヤー
美容室などプロの現場で使われているのが、業務用ドライヤーです。
こちらのタイプは、一般的には家電量販店では購入できません。
プロが使うことを前提としており、大風で耐久性が高く、長時間に渡って使用できることが特徴です。
サイズも家庭用よりも大きめであることがほとんどです。
一般家庭用と業務用のドライヤーはどちらが優れている?
業務用ドライヤーだからといって、家庭用より優れているというわけではありません。
特に、近年は使い勝手がよく多機能な家庭用ドライヤーが増えてきています。
そのため、美容室によっては家庭用ドライヤーを使用することも。
ドライヤーを選ぶときのポイント4つ
では、ドライヤーを選ぶときには、何を基準に選べば良いのでしょうか。
この章では悩む方が多い「ドライヤー選び」について、詳しく解説します。
1.風量が多いものを選ぶ
風量が多いと速乾性が高まり、効率よく髪を乾かせます。
朝の忙しいときや小さなお子さまから目を離せないという方は特に、髪をささっと乾かしたいのではないでしょうか。
時間短縮ができる、風量が多いドライヤーを選ぶことをおすすめいたします。
最新のドライヤーは、家庭用・業務用問わずに風量が多い製品が増えてきています。
2.重量が軽いものを選ぶ
プロ仕様の業務用ドライヤーは重いものが多いのですが、家庭用ドライヤーは軽量化が進んでいます。
軽いドライヤーは腕が疲れにくく、髪を快適に乾かせるでしょう。
特に腕の力が弱い方や女性の方は、重いドライヤーを購入してしまうと使いにくく、負担に感じてしまいます。
なるべく軽いものを選びましょう。
なお、旅行で使うことを想定しているときも、できるだけ軽いドライヤーを選ぶのがおすすめです。
3.機能で選ぶ
近年は、さまざまな機能を搭載した家庭用ドライヤーが開発されています。
例えば、
・髪に水分を与える
・スカルプ(頭皮)ケアができる
・髪表面に水分子コーティングを形成する
・プラスイオンとマイナスイオンを同時発生させて静電気による乾燥を防ぐ
…などさまざまです。
ご自身の髪質に適した機能を搭載したドライヤーを選ぶことがポイントです。
どれを選べば良いかわからないときは、行きつけの美容室でアドバイスをもらうのも良いでしょう。
4.業務用ドライヤーの購入なら美容室で相談を
一般的な家庭用ドライヤーは家電量販店やショールームなどで、実際に手にとって風量や機能などを購入前に確認ができます。
一方、業務用ドライヤーは購入するまで実物を見たり触れたりできない可能性も。
そのため、いざ購入してみたら重すぎたり、消費電力が多かったりと使いにくさを感じてしまうかもしれません。
よって、業務用ドライヤーを選ぶときには、美容室に相談するのが良作です。
プロならではの意見やアドバイスをもらえるでしょう。
美容室で使用しているドライヤーを実際に触らせてもらえる可能性もあります。
美容室で使用している業務用ドライヤーを使ってみたいという方は、美容室に相談してみてくださいね。
ドライヤー選びで多い失敗2つ
美容室では、ドライヤーに熟知したスタイリストやオーナーが、厳選したうえでドライヤーを購入しています。
しかし一般の方は、評判で選んでしまったり、なんとなく直感で選んだりしてしまって、ドライヤー選びに失敗したということも。
人気の高いドライヤーであっても、自分には適していない場合もあります。
では、ドライヤー選びに多い失敗とはどのようなものでしょうか。
「こんなはずじゃなかった」と後悔しないで済むよう、ご一読くださいね。
1.使わない機能がある
ドライヤーは多機能化が進んでおり、美容室の業務用ドライヤー顔負けの優れた機能が搭載されているものがあります。
しかし、毎日使うドライヤーは髪を乾かすだけで、機能をまったく使っていないという方は少なくありません。
多機能なドライヤーは数万円、中には10万円台と高額になりがちですから、「どのような機能が欲しいか」を明確にしたうえで選ぶと良いでしょう。
思い切って、髪を乾かす機能のみに絞ったドライヤーを選ぶのも手です。
1万から3万円以下のドライヤーでも、優れた製品はたくさんあります。
2.重すぎる
風量の多いパワフルなドライヤーのなかには、それなりに重量がある製品があります。
髪を早く乾かせるため髪へのダメージが少なくて済みますが、重すぎると負担に感じてしまうでしょう。
また、大人にとっては重くなくても、お子さまが使用するには重すぎる場合もあります。
力が弱い方やお子さまが使用することを前提としている場合は、重量にこだわると良いでしょう。
業務用や市販のドライヤーのなかには、風量を最優先しており重い製品があります。
まとめ
今回は、美容室の目線で快適なドライヤー選びについて解説しました。
ドライヤーは非常に多くの製品が出回っているため、選ぶときには迷ってしまうのは当然です。
そのようなときには、ぜひ美容室に相談してみてください。