ー美容室のトリートメントが効果的な理由をわかりやすく解説ー

美容室のトリートメントは

美容室には、さまざまなメニューが用意されています。

 

なかでも、トリートメントはどの施術にも共通しておすすめできるメニューの1つです。

 

カラーやパーマなどの施術を行うときに、どうしても髪の毛が傷んでしまいます。そのようなときに、美容室で施術に合わせたトリートメントを行うことでダメージを最小限にできるのです。また、ダメージを少なくできるため、カラーやパーマの効果が持続しやすく、スタイリングしやすくなります。加えて、次にヘアスタイルを変えるときにも、カラーやパーマの効果を発揮しやすい髪の状態にできます。

 

今回は、美容室のトリートメントが効果的な理由をわかりやすく解説します。

 

何が違う？

トリートメントやヘアケアは自宅で行っているから、わざわざ美容室で行う必要がないと思っている人も多いのではないでしょうか？美容室のトリートメントには費用や時間がかかるため、避けたいと思う人もいるかもしれません。

 

サロントリートメントと呼ばれる美容室のトリートメントと、自宅で行うヘアケアとの決定的な違いは、美容室のトリートメントは髪の毛のプロが行う補修であるということです。

 

美容師は髪の毛のプロであり、髪の毛がどのような状態であるかを把握してトリートメントを行います。特に施術の前後にトリートメントを行うのであれば、日頃のダメージに加えて、施術によって起こるダメージにも対応したトリートメントを施術できます。

 

髪は、人の体のほかの組織とは違って、一度傷むと治りません。髪の毛には自分で再生する力がないのです。そのため、美容室のトリートメントは、ダメージを治すのではなく、ダメージを補うものです。

 

さまざまな種類

一言で美容室のトリートメントと言っても、さまざまな種類があります。

 

行う施術だけではなく、髪の毛の状態や日頃のケアなどによって、自分に合ったものを美容師に選んでもらうことがポイントです。

 

また、トリートメントに求める効果があるときには、美容師に伝えたうえで、トリートメントの種類を選んでもらうようにしましょう。

 

髪に栄養を入れる

ほとんどのトリートメントは髪に必要な栄養を入れ、失われた栄養を補う役割があります。

 

アルカリ電解質を使って、髪の毛を柔らかくさせることで髪の毛の表面にあるキューティクルを開かせると、必要な栄養を入れやすくなります。

 

髪の内部まで、トリートメントを浸透させてから、酸性の水を使って、今度はキューティクルを引き締めます。必要な栄養が十分に入った状態でキューティクルが引き締められるため、栄養が流れ出てしまう心配がなく、髪へのダメージを少なくできます。

 

ただし、この方法のトリートメントでは、効果を持続できないことが多いため、持続的にトリートメントの効果を得たいときには、繰り返さなければなりません。

 

ダメージに効果的なもの

髪の毛にとって、熱はダメージの原因です。しかし、トリートメント剤を熱しながら施術することで、ダメージを補修できるものもあります。

 

トリートメント剤に熱を加えながらケアする方法は、熱によって髪の毛を補修するのではありません。トリートメント剤に熱が加わることで化学反応が起き、髪の毛に含まれるタンパク質の結合に作用するのです。この作用が、髪の毛の補修に繋がり、ダメージを軽減できます。

 

ただし、熱を加えながら行うトリートメントは、美容師に技術が必要です。信頼できる美容師にトリートメントを行ってもらいましょう。

 

柔軟性を取り戻すもの

ヘアアイロンなどで髪が傷んでいるときは、髪の毛が硬くなっていることが多いです。酵素を使ったトリートメントでは、硬くなった髪の毛を柔らかくすることで、髪の毛に柔軟性を蘇らせ、髪質を改善します。

 

このようなトリートメントでは、柔軟性を取り戻せるため、ふんわりとした仕上がりになります。また美容室でトリートメントを受ける前に比べると、触り心地が改善したと感じる人が多いです。

 

最も必要なこと

美容室で行う施術は、髪の毛の状態や、希望するスタイルに合わせたものを選ぶことが重要です。これは、カラーやパーマ、カットだけではなく、トリートメントでも同じです。

 

そのため、美容室でトリートメントを受けるときには、まず美容師に髪の毛の状態を正しく診断してもらうことがおすすめです。そして、行う施術によって想定されるダメージに対応したトリートメントを選ぶようにしましょう。

 

ダメージに合わせたトリートメントを選び、施術の前後にしっかりケアができていると、カラーやパーマの効果が長持ちします。加えて、日頃のケアやスタイリングがしやすくなります。

 

トリートメントの種類に希望があるときは、美容師にあらかじめ伝えるようにしましょう。しかし、トリートメントの種類や自分の髪の毛の状態に合ったものがわからないときには、美容師に適切なトリートメントを選んでもらうことをおすすめします。

 

適切なセルフケアも

髪の毛のダメージの補修には、美容室のトリートメントが効果的です。

 

しかし、美容室のトリートメントは毎日受けるわけにはいきません。また、美容室のトリートメントは頻度が高くても、かえって髪の毛を傷めることもあります。

 

そのようなときに大切なのが、日常的なヘアケアです。

 

カラーやパーマなどの施術によって適切なヘアケアが異なるため、行った施術によって自宅で取り入れるトリートメントのアドバイスを貰いましょう。

 

自宅で行うトリートメントは、継続することがポイントです。髪の毛の状態に加えて、ライフスタイルに合わせたケアを選びましょう。日常的なケアがしっかりできていると、次のヘアケアの選択肢も広がります。

 

まとめ

美容室のトリートメントは、費用や時間がかかってしまうため、施術と同時に行うことを敬遠する人も多いのではないでしょうか？

 

しかし、カラーやパーマなどダメージが加わったときにこそ、美容室のトリートメントでしっかりと補修しましょう。適切な補修ができていると、カラーやパーマの効果が長持ちします。また、美容室のトリートメントの効果を維持させるためにも、自宅でのヘアケアを取り入れましょう。

 

美容室のトリートメントの種類だけではなく、自宅で行うヘアケアも美容師にアドバイスを貰って、髪の毛の状態に合ったものを選ぶことがポイントです。