美容室のブローは違う
美容室のメニューには、カットやパーマなど技術を必要とすることがほとんどです。
しかし、ブローは髪の毛を乾かすだけで、誰でもできるのではと思う人も多いのではないでしょうか?
実は、ブローは単に髪の毛を乾かすだけではありません。
癖のある髪の毛を真っ直ぐにしたり、ツヤのある髪の毛にするなどの効果があります。
また単に熱風を当てれば、髪の毛が傷んでしまうこともあります。髪の毛の傷みを抑えて、髪の毛を乾かすこともブローの役割の一つです。
今回はブローの大切さについてお話したいと思います。
正しいブローとは?
では、髪を傷めることを抑えながら、髪の毛を真っ直ぐにしたり、ツヤを出すためにはどのようにブローすれば良いのでしょうか?
ここでは正しいブローの方法を紹介したいと思います。
コツを掴めば、誰でも行うことができるので、実践してみてはどうでしょうか。
まず水分を拭き取る
正しいブローは、髪の毛を乾かす前にまず、髪の毛の水分をしっかり拭き取ります。
タオルドライをしっかり行ってから、ドライヤーの熱を加えるようにしましょう。
タオルで水分を取るときには、擦るように取るのではなく、髪の毛を叩くようにすると良いです。
順番がある
ブローは、単に髪の毛が乾けば良いというものでありません。
乾かすための順番が大切です。
髪の根元から毛先に向けて、ドライヤーを当てるようにしましょう。
このことで、髪の毛を保護しているキューティクルが開くことを防ぐことができます。
髪の毛のキューティクルは、開いてしまうと栄養を維持することができなくなって、パサつきや広がりの原因になります。
またツヤも失われるため、キューティクルが開かないようにブローすることが大切です。
角度
正しいブローでは、ドライヤーを当てる角度も大切です。
ドライヤーの熱風は、髪の毛を傷めたり負担になる可能性もありますから、あまり近づけすぎるのは良くないというのは誰でも思うことでしょう。
ドライヤーの熱風は、近づけるだけではなく、ドライヤーの熱風を髪の毛に対して垂直に当てると好ましくありません。
少し傾けて斜め45度程度から熱風を当てることで、キューティクルに逆らわないため、傷みや広がりを抑えることができます。
根本から毛先まで、ドライヤーを傾けながらブローすると良いでしょう。
ブローでツヤを出せる
髪の毛にツヤを出そうと考えるときには、オイルやツヤ出しスプレーを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
確かにヘアオイルを取り入れることで、髪の毛の傷みを防ぐことができ、ツヤに繋がることがあります。
またツヤ出しスプレーは一時的に髪の毛にツヤを出すことができます。
しかしブローのやり方を正しくするだけで、髪の毛にツヤを出すこともできます。
では、髪の毛にツヤを出したり、広がりを抑えるブローの方法はどのようなものなのでしょうか。
負担を減らしながら乾かす
髪の毛への負担を減らしながら乾かすことで、ツヤを出したり、広がりを抑えることができます。
ドライヤーの熱風を片方の手で髪の毛と一緒に受け止めながら乾かすと良いでしょう。
また、熱風だけを当てるのではなく、熱風と冷風を交互に当てることもおすすめです。
髪の傷みを減らせるので、髪の毛がパサつ区ことで起きる広がりを抑えることができます。
ケア用品を使う
先述したように、ツヤを出すためには、ヘアオイルも効果的です。
タオルドライをしたあと、ヘアオイルを含ませてからブローをすることで、傷んだ髪の毛を修復できたり、傷みの悪化を防ぐことができます。
ただし、ヘアオイルはつけすぎてしまうと、髪の毛がベタベタになり、汚れや髪の毛の負担になりますから、注意しましょう。
スタイルに合ったブロー
スタイルによって、ブローのやり方を変えることもコツの一つです。
髪の毛を抑えたいときと、フワッと見せたいときには、ブローのやり方が違うことを知っていますか?
難しいスタイリングや時間をかけるスタイリングは苦手だし時間がないという人でも、ブローのやり方を変えるだけで、スタイルを作ることができます。
ここでは、ブローのやり方の違いについて説明したいと思います。
髪を抑えたいときには
髪の毛の広がりを抑えたいときは、根本から毛先にヘアブラシを動かしながらブローをすると良いでしょう。
ドライヤーの風が当たった部分を手で押さえながら、ブローすると髪の広がりを抑えることができます。
広がりを抑えたいからといって、濡らしたままにしておくと、かえって髪の毛を傷ませて、さらにパサパサにしてしまうことがあります。丁寧にブローをすることで、広がりを抑えることができますから、ボリュームが気になる人は試してみてはどうでしょうか。
ふんわりさせたいときには
髪の毛の広がりを抑えたいときは逆に、髪の毛をふんわりさせたいときには髪の毛に逆らうようにドライヤーを当てましょう。
髪の毛を少しブラシなどで持ち上げて、髪の毛と髪の毛の隙間にドライヤーの風を入れると、根元が立ち上がることから、ふんわり見せることができます。
髪の毛がぺちゃっとして動きがなかったり、毛量が少ない場合などには、ボリュームを持たせることに効果的な方法です。
ただし、あまり髪の毛に逆らってドライヤーの熱風を当てすぎると、髪の毛を傷めることになりますから、ドライヤーの温度や頻度などには注意しましょう。
まとめ
美容室で行うブローについて、詳しくお話しました。
ブローは正しいやり方をしなければ、かえって髪の毛が傷んでしまうこともあります。
折角、新しいスタイルを取り入れても、うまくセットできないことも起きます。
自分で丁寧にブローをすることは最初は難しいかもしれませんが、毎日心がけることで慣れることができます。
ブローは、単に髪の毛を乾かすだけではありません。
髪の毛の傷みを最小限にしながら、根本から毛先にドライヤーを当てることで、髪の毛を真っ直ぐにしたり、ツヤを出すことができます。
ここまで紹介したことのすべてを行ってくれるのが美容室のブローです。
また、シャンプーブロー代と書かれていると「え?洗って乾かすだけなのに」と思う人も少なくないでしょう。
しかし、美容室のメニューの中に髪の毛を乾かすブローがあることを不思議に思っていた人も、技術を伴うことがわかれば、納得なのではないでしょうか。
美容室でしっかりと技術のあるブローをしてもらい、自分に合ったスタイルを維持しましょう。
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